ケーブル交換工事―なぜ必要か
ケーブルが古くなるとテレビ受信が困難になります
マンション、集合住宅でのテレビ受信において、電波をアンテナから家庭まで伝える重要な役割を果たしているのがケーブルです。
アンテナや電波を大きくする増幅器は劣化や故障すると交換しますが、電波を運ぶケーブルも劣化しますので入れ替える必要があります。
ケーブルが劣化すると、ある時期を境に受信が困難な世帯が増えてきます。
ケーブルは人間の体でいうと血管のようなものです。古くなった場合はケーブル交換工事、又はバイパス工事が必要です。
ケーブルの平均寿命は25年(ケーブル工業会)と言われています。
ケーブルが設置されている環境で寿命も大きく影響されます。
湿気が多いと、その寿命も短くなります。
寿命を過ぎたケーブルでは、衛星放送の受信がほとんど不可能になってきます。地上デジタル放送も受信困難になります。
交換方法について
交換方法
基本的に、古いケーブルを管から抜き出し、新しいケーブルに入れ替えます。
しかし、古くなりすぎるとケーブル交換が難しくなります。それは、配管の中にゴミや錆が蓄積しすぎてしまい、コンクリートのように固まってしまうからです。
この場合、ケーブル交換が難しく、ベランダなどの外側に配管を新たに設置して配線する事になります。費用的には、足場が不要の場合は、最も安い費用で行えます。その他、廊下の天井裏に配管する方法もあります。
どのケーブルを交換するか
下の図の赤くなっている部分のケーブルを、劣化具合に応じて交換します。
- ① アンテナと増幅器の間のケーブル
- ② ブースターと分配・分岐器の間
- ③ 分配器と端子の間
- ④ 端子と端子の間(上下階、左右の部屋・世帯に電波を送っている場合)
ケーブル交換時期
交換時期の目安
築30年以上の建物にお住まいの方はご検討ください
普段あまりテレビケーブルを気にされる事はないと思いますが、テレビケーブルはテレビを見る上でとても大切です。
アンテナや増幅器は長く使用できても15年前後です。
実はケーブルも毎年、年々歳々少しずつ性能の低下が確実に進行しています。
それが画面で現れないのはテレビ受像機の性能が良いからです。
とりわけ電波を大きくする性能が優れていて約1万倍に大きくできます。
しかしある時期を境に受信できなくなる世帯が目立ち始めます。
アンテナや増幅器は、屋上や共用廊下に設置が一般的で交換が容易です。
ケーブルの交換は、計画的に行うために直ちにできないことがありますので
建築後30年を過ぎた場合は、交換の立案を検討すべきかと思います。
これまで多くのマンションで専有部に至るすべてのケーブル交換工事を行ってきました。
これまでの実績・経験からより良い効果的提案ができます。
また最近のケーブルは劣化もしにくい構造になっています。
特に築30年以上経っている建物にお住まいの方はケーブル交換を是非ご検討下さい。
ケーブル交換工事は、一般的に分配器から居室の最初の端子までが大変ですが、豊富な経験と高い交換技術力をもって、なおかつ他社より安い費用で対応いたします。