マンション-屋上のアンテナで4K8K放送を受信
・4K8K放送
・4K8K受信に必要な機材
・4K8K工事
・マンションの屋上アンテナで全世帯が受信
・工事の補助金
マンションの4K8K工事実績多数、納得価格の渋谷電気からのご説明です!
4K8K放送の特徴とは
4K8K放送は、画面がとてもきれいになります。4K8K放送は地上デジタル放送(2K)より高画質になります。
4K放送は2Kより4倍きめ細かく、8Kは2Kより16倍美しくなります。
NHKの8K放送を家電量販店でご覧になると、その高画質にかつて地上波がアナログからデジタルに更新されたとき以上の驚きがあると思います。
この4K8K放送を受信するのに必要な機材はなんでしょうか?
・新4K8K対応チューナー
(TV内蔵、レコーダー内蔵、専用チューナー)
・新型BS4K8Kアンテナ
(左旋円偏波対応_SH認証)
・新型のケーブル・配線機器
(3.2GHz帯対応製品)
4K8K受信工事には、受信機材を4K8K対応機材に交換する工事が必要になります。
マンションの場合、特に留意する点はなんでしょうか?
①屋上に衛星アンテナを設置します
②廊下に設置されている電波を大きくする増幅器を対応品にします
③廊下に設置されている分配器も対応品にします
④世帯内のテレビをつなぐ端子(テレビコンセント)を対応品にします
(電波が漏れない内部が金属製のものにします)
⑤アンテナから上記②や③までのケーブルを交換します
⑥分配器からお部屋までのケーブルの交換が必要な場合があります
⑦上記④からテレビまでのケーブルを対応品に交換が必要な場合があります
その他に工事するにあたって、
共用部からお部屋までのケーブルが直接配線されているのか、他のお部屋を経由しているかがポイントになります
現在マンションの共用部などに使用されている機材には寿命があります。これらの機器が、故障したり劣化して交換する場合は現在製造販売されている機器は全て4K8K対応品です。
したがって交換する機材は4K8K対応品に置き換えることになります。ただし、増幅器が対応品になっても、アンテナや分配器、ケーブルが対応品でない場合には4K8K放送は受信できません。
4K8K放送は3つの衛星からそれぞれのチャンネルで地上に向けて電波を出している衛星放送です。
経済性を考慮して、3つの衛星からの電波が1つのアンテナで受信できるようになっています。
マンションではどのようにして受信できるかの説明です。
1)2018年12月から開始された4K8K放送は、電波は3つのタイプがあります。
- 【タイプ1】従来のBS放送からの4K放送で6チャンネル分
- 【タイプ2】2018年12月からの新しいBS放送(左旋放送電波)の 8Kと4K放送、尚、ケーブルテレビでは8K放送を受信できません。
- 【タイプ3】2018年12月からの新しいCS(左旋放送電波)の4K放送
- 【タイプ1】
マンション専有部で、テレビのリモコンでBSのNHKが受信出来ていれば、【タイプ1】の放送の半数の3チャンネル分の4K放送が受信できます。 - 【タイプ2】と【タイプ3】
4K8K放送のタイプ2までの放送、あるいは、タイプ3までの全部の放送を受信するには、
現状の設備の増幅器と分配器の性能
アンテナから専有部に至るケーブルの性能
によります。共同受信に必要な機器・機材は5種類から構成されますので、それぞれの構成要素別にチェックするべき一覧表を下に記します。
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尚、BS放送は受信している前提です。
マンションのアンテナによる共同受信の構成は、以下の5種類です。- アンテナ(電波をキャッチする)
- 増幅器(アンテナで捉えた弱い電波を大きくする)
- 分配器(各世帯系統に電波を分ける)
- ケーブル(アンテナから専有部まで電波を送る)
- テレビ端子(専有部で電波を取り出す)
- これ等の機器と機材を4K8K放送の受信希望タイプ別に分類すると増幅器や分配器も交換が必要であるかの調査は簡単に行えます。設置されている増幅器・分配器の銘板の数値をチェックします。これらの銘板に書かれている数字が『2600MHz』の表示があれば、【タイプ2】までの8K放送の受信は基本的にできます。
数字が『2150MHz』、又は数字が『1880』や『1350』などの場合には対応品への交換となります。 - 【タイプ3】の場合は衛星アンテナと増幅器や分配器は全て交換になります。さらに世帯内の端子も交換です。
- テレビケーブルが受信対応しているかの目安は、お尋ねください。
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3つの放送の関係図は次の図になります。
【共用部から専有部に至るケーブルの寿命】
ケーブルの特性の劣化は、毎年毎年緩やかに確実に進行します。劣化進行度は、ケーブル設置の環境に依存します。
湿気が高いと進行速度も速くなります。
建築されて30年以上の場合は一般的に世帯における電波のレベルは約十分の一程度まで下がります。40年以上経過するとケーブルをコンクリート壁面に通す保護用の鉄製配管が湿気で結露して、その結果配管に錆が生じます。その為にケーブルに固く付着してケーブル交換が困難になります。
こうなるとやがて衛星放送のみならず周波数の低い地上デジタル波の受信も困難となる世帯が目立ち始めます。従って建築後35年を経過した場合は、ケーブル交換を計画すべきかと思います。
このケーブル交換時期に合わせて4K8K対応工事を行う事例が多いです。
共用部分配器から専有部に至るケーブルは、コンクリート壁面の中の金属製配管(直径2㎝)の中に配線されて室内のテレビ電波の取り出し口に接続されています。
マンションの構造や大きさによって、ケーブルの長さも異なります。
4Kチューナー
4K8K放送工事後に、4Kチューナーを購入する場合の注意点です。
- ・画像を映し出すテレビは2Kの場合でも画像は出ますが、画質は4Kではありません。
- ・多くのチューナーはファームウエアのアップデートを行わないと、画質、又は音声の再生に支障が出ます。
■ 地上デジタル放送のアンテナ共同受信のメリット
現在ケーブルテレビをご覧の場合、屋上にアンテナを設置して地上デジタル放送やBS放送を受信に変更すると、色々なメリットが生じます。
- 1) ケーブルテレビの毎月のマンション基本料金がなくなります。(もともと基本料金がない事もあります。)
- 2) 有料番組の内容は、110度BS,CS衛星アンテナ受信番組と同じです。従って衛星アンテナ受信の場合に契約する有料番組は、希望する単一番組料金で済む事となります。ケーブルテレビ契約のパック料金と異なり無駄がありません。
- 3) 消費電力が少なくなります。ケーブルテレビを受信する場合の共用部増幅器は、アンテナ専用の増幅器の消費電力の約倍です。仮に300世帯のマンションで有れば40台程度の増幅器が設置されていますので、年間で電力用金は約10万円の差が出ます。増幅器の使用期間が15年間とすればトータルで150万円の差が出ますので、これは約12台分の増幅器交換費に相当します。
又ケーブルテレビをご家庭で視聴する場合はテレビ以外に専用機器も必要です。この専用機の電力を考えると、ご家庭のテレビ以外の電気代負担も生じます。 - 4)ケーブルテレビでインターネットを契約している方もいらっしゃりますが、マンションではその他のインターネット機器を設置している事がほとんどです。ケーブルテレビによるインターネットの利点は15年以前はありましたが、光回線が主流な現在はどんなものでしょうか。
- 5)ケーブルテレビを無料で導入と魅力的要素に惹かれる事が多いと思いますが、営利企業である限り最終的には必ず利益が出る仕組みとなっています。管理組合から出費するか、居住者から出るかの違いです。
携帯電話の乗り換えが難しい縛りは、2019年秋から法律でかなり緩和されますが、ケーブルテレビの契約縛りの緩和もあるとよいと思います。
その他
30年~35年以上経過するとテレビケーブルの劣化により住戸でのテレビの映りが悪くなります。その場合ケーブル交換工事が必要かもしれません。ご相談下さい。
■地上デジタル工事(受信方法)について
マンションの地デジ工事内容(受信方法)
① UHFアンテナを設置します。
② 増幅器を設置します。
現在使用している増幅器でUHF放送を受信できていれば、改めて設置する必要はありません。
以上の費用はわずかです。ご相談をお待ちしています。
地上デジタル、4K8K放送共同受信の配線例
地上デジタル、4K8K放送共同受信の配線例