ルームエアコン設置工事
お客様のご要望をお聞きした上で、お部屋に最適な空調設備をご提案致します。どうぞご相談ください!
工事費について
工事費の例:
6畳用 ¥69,800~(基本工事費込み)
ルームエアコン、選び方のポイント
エアコンを選ぶ時、カタログなどを見ると色々な項目がありすぎて迷うことが多いと思います。
古くなったエアコンを買い替える場合を前提として、次の項目を確認します。
多くの場合はお部屋の大きさを基準に選ぶようです。
一般的には、6畳の大きさの部屋で2.2K、8畳の大きさでは2.5Kが目安ですが、加えて
- お部屋の日当たり、窓の大きさ
- お部屋の利用人数
等も重要です。
次に性能・機能を考えると思います。
廉価版は単に冷房や暖房の機能が主ですが、
省エネ効果に加えて
- 自動清掃機能
- 空気清浄機能
- うるおい、アレルギーも考慮した機能
等の機能は、実際使ってみるととても快適で満足度を確実に高めると思います。
更にリモコンの表示が大きいことも重要です。
工事費用が高くなる点は
- 室外機までの配管長さが4m以上
- 電源を100ボルトから200ボルトへ変更の場合の電気工事
- 15年以上前の機種からの変更では、冷媒が異なるために配管の変更
等があります。
6畳であれば2.2Kの目安とは何だろうと思い、選ぶ時にカタログや表示を見ても記載の用語が不明で、さらに販売員から説明を受けても良くわからないとの声があります。
2.2Kとは、6畳用のエアコンの標準冷房能力の事で、実はお部屋の大きさ別にJISで決められた規格です。これに基づいてメーカーはエアコンを生産しています。
カタログ表示の基本的な事項について、以下簡単にご説明します。
-
- ①使用するお部屋の大きさの目安で、窓の大きい場合は6畳で、断熱効果の大きい住宅では9畳
- ②冷房時に部屋から取り去る熱量(カロリー)をジュールに換算して、このジュールを電力換算(ジュール=時間当たり電力)したものでエアコンの消費電力ではありません。
国際的基準に基づいたJIS規格;冷やす熱量(カロリー)をKW(電力)換算(0.4~3.4)はエアコンの熱量能力の最小~最大値で、室内室外の温度差や設置温度から決まる上限・下限の範囲となります。
暖房時の欄の数字は、熱を加える時の数字で同じ解釈意味です。 - ③エアコンの消費電力です。太字の380は冷房能力中央値の2.5の場合です。
(105~780)は左の欄の冷房能力の(0.4~3.4)に相当する消費電力です。 - ④以下の条件と期間でエアコンを使用した場合の合計の消費電力です。
冷房の時
室内温度が27℃で、室外温度は盛夏での使用を想定して35℃の時の能力を示します。暖房の時
エアコンの暖房能力は、室内温度を20℃とし、室外温度は冬の使用を想定して7℃と2℃の二つの条件での能力を表示しています。7℃の時を暖房標準能力、2℃の時を暖房低温能力と呼んでいます。暖房の時は、室外の湿度が影響し、特に室外機に霜が付くことがあるため、7℃の時は湿球温度6℃、2℃の時は1℃(いずれも相対湿度で約85%)と決められています。
使用期間:
冷房期間5月23日~10月4日
暖房期間11月8日~4月16日使用時間:
6:00~24:00の18時間
住宅:
JIS C 9612による平均的な木造住宅(南向)
因みにこの間の電気代は、例えば東京電力の電灯B契約(ほとんどの世帯に当てはまる)の場合、1段階目(~120kWh)の料金単価20円、2段階目(120kWh~300kWh)の料金単価26.5円、3段階目(300kWhの超過分)の料金単価の30円から、
20円×120kWh+26.5円×180kWh+30円×286kWh=1万5千750円 となります。 - ⑤外の気温が2度の時、室内を20度に設定した場合の暖房能力表示です。
エアコンからの熱エネルギーを ➡ ジュール換算 ➡ 電力換算した値です。
因みに表示欄のカッコの数字(0.3~5.9)から消費電力(105~1480)の計算ではこの時の消費電力は約1130Wです。 - ⑥エアコンの室内機と室外機の取付条件です。
配管長15mとは室内機と室外機の距離の上限です。
高低差12mとは、例えば室内機を3階に設置して室外機を1階のさらに下の通路に設置した場合の高さの差が12m以内であるかの指標です。
この2つを同時に満たさない場合はエアコンの能力が発揮できなくなります。
一般的には、6畳の大きさの部屋では2.2Kが目安とありますが、この数字の組み合わせ表示は、冷暖房能力の熱量を電力換算するJISの規格です。
冷房能力ランク(kW) |
~2.2 |
2.5 |
2.8 |
~3.6 |
~4.5 |
畳数 |
6 |
8 |
10 |
12 |
14 |
能力の種類は,定格冷房能力による種類で呼びます。
上記の表の根拠となる計算式は、住宅:JIS C 9612 による平均的な木造住宅の条件で算出されていますが、わかりづらく現状にうまく合わない事がメーカー等から指摘されているようです。
そこでざっくり簡潔に目安の計算をすると、6畳の空間を18㎥として、空気の質量を1㎥≒1Kg,また空気の1気圧の比熱を≒1.0とし、室内から室外へ熱が逃げないものとしての前提で、室内空気温度を5分間で10度下げると仮定して計算します。
この時の取り去る熱量が3万カロリーです。これを5分間(600秒)でかかる毎秒のジュール熱換算から電力に計算すると約1200W=1,2KWです。
冷房効率を55%とすると2.2KW(冷房能力表示)となりこの計算からのイメージが分かりやすいかも知れません。